コラーゲンと身長の関係は?子供の低身長に意味有るの?

世界的に見ても身長の低い日本人にとって低身長は大きな悩みの種ですよね。

コラーゲンと身長の関係は?子供の低身長に意味有るの?

骨にも大量に含まれる物質といえばコラーゲンです。
このコラーゲンを飲んだり食べたりすることが身長を伸ばすのに役立つのかについてご説明します。

身長に関わる要因は?

身長とコラーゲンの関係の前に、身長に関わる要因を整理します。
すでにご存知の方は、読み飛ばしてくださいね。

一番は遺伝

子供の身長を一番大きく左右するのが遺伝だといわれています。

両親から受け継いだ遺伝子が子供の身長に大きく関わっています。
しかしだからといって両親の身長だけが、子供の身長を左右するわけではありません。

男の子の身長= (両親の身長の合計+13)÷2+2
女の子の身長= (両親の身長の合計-13)÷2+2

という計算式もありますが、実際には10㎝以上誤差があることも報告されています。

睡眠や運動、栄養面も大きく影響

遺伝のほかに、睡眠や運動、栄養面といった私生活の部分も大きく関わってきます。

「寝る子は育つ」ともよく言われますよね。

また、バランスのよい食事や適度な運動も身長を伸ばす効果があります。

運動をすると体の関節が刺激されて身長が伸びるという話もよく聞きますよね。
また、バランスの良い食事は言うまでもなく子供の成長には欠かせないものです。

平均身長が伸びた理由は栄養面の改善

身長に関わる様々な要因が分かったところで、過去をさかのぼって平均身長を見てみましょう。

実は日本人の平均身長は、約60年の間に10㎝も伸びています。
この結果の大きな原因は、上記で紹介した4つの要因のうちどれなのでしょうか。

それは“栄養面”です。

食べ物に困るということも少なく、給食などでも安定した栄養が摂取できるようになったことが平均身長を伸ばす結果となったのだと思います。

数十年といった短い時間で、進化によって身長が伸びるはずもありませんので、栄養状態が良くなったことで身長が伸びたことは明らかです。

コラーゲンは低身長に有効?

され本題のコラーゲンと身長についてです。

コラーゲンは、低身長に効果があるのでしょうか。

コラーゲンは骨にも重要な成分

コラーゲンはアミノ酸の集まった、たんぱく質です。

コラーゲンは骨や皮膚にも含まれ、骨の20%、皮膚の70%がコラーゲンでできています。

骨というとカルシウムの固まりのように思っている人も多いのですが、体積比率で言えば半分程度はコラーゲンなのです。

コラーゲンの弾力性によって骨は急激な力も柔軟に受け止めることができるんです。

これだけ多くの比率を占めるので、コラーゲンと身長とは無関係と言い切るほうが無理に感じます。

飲んだコラーゲンがそのまま骨になるの?

コラーゲンには、トリプトファンという必須アミノ酸が含まれていないため栄養価は高くありません

コラーゲンがアミノ酸に分解されて吸収され、骨になると考えるのならば、必須アミノ酸をバランス良く含むアミノ酸を摂取した方が良いです。

コラーゲンペプチドは、アミノ酸に分解されずに直接吸収されることが判っていますが、そのコラーゲンペプチドがそのまま骨になることはありません。

だからコラーゲンを飲んでも意味がない!という説が、2009年頃まで有力でした。

それでもコラーゲンは骨の成長に役立つ

現在では、コラーゲンペプチドが骨の代謝に役立つと言われています。

骨は毎日生まれ変わっています。古くなった骨を壊す破骨細胞と、新しい骨を作る骨芽細胞によっておおよそ10年サイクルで全ての骨が入れ替わると言われています。

コラーゲンペプチドは、この破骨細胞と骨芽細胞を活発化する働きがあることが最近の研究で明らかになってきています。

細胞を活発化することで、イコール身長が伸びるとは言い切れませんが、成長への影響は期待できると思います。

軟骨が身長を伸ばすカギ

コラーゲンは軟骨を形成する成分としても重要です。

成長期の骨には骨端線と呼ばれる軟骨部分があり、この部分が成長することで骨が伸びていきます。

ですから、軟骨がしっかりと形成されていなければ身長も伸びにくくなってしまうというわけです。

軟骨の主成分であるコラーゲンを積極的に摂取することで、しっかりとした軟骨が形成されて身長が伸びやすくなることが期待されています。

子供にコラーゲンを摂取させるためには?

食事からの摂取

コラーゲンが多く含まれている食品はレバーや鶏肉、イワシなどです。

積極的に食事に取り入れることをオススメします。

また、柑橘系のフルーツなどに多く含まれているビタミンCを一緒に摂取出来るメニューも効果的です。

ビタミンCはコラーゲンの合成をサポートしてくれる働きがあります。

しかしコラーゲンは食事からだけでは摂取しにくい成分であることも事実です。

子供にサプリメントは賛否両論?

食事だけでは摂取しにくいコラーゲンを効率よく摂取出来るのがサプリメントです。

子供にサプリメント?
と思う方も多いかもしれませんが、最近では子供向けのサプリメントも多く販売されています。

成長期の子供には必要な栄養素がたくさんあります。
でも子供には好き嫌いも多いですよね。

そんな時に役立つのがサプリメントなんです。
子供にサプリメントを与えることには賛否両論あり、やはり基本はできるだけ食事で摂るほうが理想的です。

でも食事だけでは補えない栄養もたくさんありますし、サプリメントに頼り過ぎなければ良いと思います。

サプリメントというのは栄養補助食品ですから、この言葉通りあくまで補助として使うことが大切です。

コラーゲンをサプリメントで子供に与える場合は、美容用などではなく、なるべく純粋なコラーゲンが良いと思います。

パウダー状のものであれば100%コラーゲンペプチドといったものもあり、無味無臭でどんな料理に加えてもじゃまになることはありません。

ご飯に混ぜて一緒に炊いても問題ないくらいです。

おすすめのコラーゲンサプリメント

純粋な良質のコラーゲンペプチドとしては、下記のものであればどちらでもおすすめできます!

ニッピコラーゲン100

コラーゲン原料シェアナンバー1のニッピの100%純粋なコラーゲンペプチドです。
純白で味もニオイもありません!

コラゲネイド

コラーゲン専門メーカーニッタバイオラボの高機能コラーゲンペプチドです。
PO(プロリルヒドロキシプロリン)」と「OG(ヒドロキシプロリルグリシン)」というコラーゲン合成を促進する働きのあるコラーゲンペプチドを多く含みます。

コラーゲンと身長の関係のまとめ

コラーゲンの経口摂取が、身長を伸ばすのに役立つという証拠が十分にあるわけではありません。

しかし、骨に含まれる割合から考えても、骨との関わりが非常に高い補助食品であることは間違いありません。

少なくとも健康的な生活のために役立つものであり、子供から大人まで摂取したほうが良いものだと思います。

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